さっぽろ宮の森 さっぽろ宮の森
電話アイコン

お問い合わせ・ご予約

タップで電話をかけられます

011-215-9160

診療のご案内

時 間
9:00~
12:00
- 8:30~
11:30
13:30~
17:00
- - - -
18:00~
20:00
- - - - -

※曜日、時間は変更になることがあります
  ★第2・第4のみ診療

診療科目・主な対応疾患

詳しくみたい方は各ボタンをクリックして下さい。

動脈硬化ってなに?

「動脈硬化」という言葉はよく聞くけれど、どんな病気・病態かと聞かれるとなかなか答えにくいのではないでしょうか。
動脈は心臓から送り出された血液を全身に運ぶ血管で、高い血圧に耐えるためしなやかで丈夫にできています。動脈硬化とは血管の老化現象であり、血管壁がしなやかさを失い硬くなり、徐々に肥厚していく現象のことをいいます。
病状が進行すれば血液の通る内腔が狭窄したり閉塞したりします。硬化が強くなり石灰化を伴ってコンクリートの土管のような状態になることもあります。動脈は全身に分布していてそれぞれの部位に影響を及ぼします。心臓では心筋に血液を供給する冠動脈に動脈硬化がおこりやすく、狭心症や心筋梗塞となり生命を脅かします。
下肢では閉塞性動脈硬化症として血流低下による種々の症状を引き起こします。胸部や腹部の大動脈に動脈硬化が起こると大動脈瘤や大動脈解離という重大な疾患のきっかけとなり、脳内血管や頚動脈では脳卒中の原因となります。高血圧、糖尿病、コレステロール異常、中性脂肪が高い、肥満、喫煙などは、動脈硬化を数倍に加速させる因子として知られています。これらを数多く持つほど動脈硬化による病気の危険性が高まります。
多くは生活習慣に関わりが強く改善が必須であり、程度によっては薬物治療で是正していく必要があります。各種検査を行って早期のうちに病気を診断し治療へとすすむ事が重要です。
当クリニックは動脈硬化を専門としていますので生活習慣改善から病気の診断治療までお気軽にご相談ください。

心臓や動脈硬化に関連する病気

狭心症・心筋梗塞

〈きょうしんしょう・しんきんこうそく〉

狭心症

心臓の表面に位置し心筋に血液供給を行う冠動脈に動脈硬化が起こることで引き起こされる病気です。冠動脈が狭くなると発作的に症状がおこります。急激に冠動脈が閉塞すると急性心筋梗塞となって発症します。急性心筋梗塞を発症すると病院にたどり着く前に亡くなってしまうこともあるため早期の対応や発症予防が重要です。動脈硬化に対する治療を厳格に行うことが発症予防につながります。当クリニックでは専門的な診断治療を行っており、心電図・心エコーなどの検査に加えて医療機器共同利用による心臓CTでの診断も行います。専門病院へ入院していただいてのカテーテル検査(CAG)・カテーテル手術(PCI)にも対応しています。心配な方はぜひご相談ください。

弁膜症

〈べんまくしょう〉

弁膜症

心臓は4つの腔からなり血液の流れる方向が決まっています。それぞれの腔をつないで逆流を防いでいる弁の異常による病気が心臓弁膜症です。生まれつきの異常であることも、加齢等により硬化・変性した場合もあります。代表的なものには、大動脈弁狭窄症・大動脈弁閉鎖不全症・僧帽弁閉鎖不全症などがあります。心不全となり自覚症状が出るようになれば、薬物治療だけでなく手術が必要になることもあります。症状が出ない早期のうちから診断し、経過を観察していくことが重要です。当クリニックでは心エコー検査で専門的に診断を行っています。

心筋症

〈しんきんしょう〉

心筋症

心臓の筋肉である心筋の異常が心筋症であり、多くは生まれつきの異常です。心臓のメインポンプである左心室の心筋異常が重要であり、不整脈や心不全などを引き起こします。無症状であることも多いのですが、不整脈による心臓突然死の原因になることもありますので精密な検査を行うことと定期的な通院が重要です。当クリニックでは心エコー検査で専門的に診断を行っています。

不整脈

〈ふせいみゃく〉

不整脈

不整脈には様々な種類があります。どんな不整脈がどのくらいの頻度や回数なのか検査していく必要があります。不整脈の種類によっては命に関わるもの、他の病気を引き起こすものもあります。発作性上質性頻拍、心室性期外収縮、脳梗塞の原因ともなる心房細動などは薬物治療に加えてアブレーションという侵襲的治療が必要になる場合があります。失神や意識消失をおこす洞不全症候群や房室ブロックではペースメーカー手術が必要になる場合があります。また、心臓に弁膜症や心筋症、狭心症・心筋梗塞などの異常があり不整脈の原因やきっかけになっていることもあります。心臓に対して総合的に検査を進めていく必要があります。当クリニックでは、不整脈検出のために一般的によく行われるホルター心電図検査(24時間の記録)のみでなく、イベントレコーダー(1週間の記録が可能)による検査も可能です。心配な方はぜひご相談ください。

心不全

〈しんふぜん〉

心不全

すべての心臓病の終末像が心不全です。息切れや浮腫などの症状が中心で体液貯留として体重が増加します。急性心不全を発症すると救急治療・集中治療が必要になり生命の危機となります。高齢者に多い慢性心不全では、病状の改善が得られず入退院が繰り返されることもあります。心臓に異常が見つかった場合には、心不全にならないような治療や経過観察が必要です。心不全を発症した場合には定期通院で再発予防を行っていくことが重要です。

閉塞性動脈硬化症

〈へいそくせいどうみゃくこうかしょう〉

閉塞性動脈硬化症

動脈硬化により下肢動脈に狭窄や閉塞が起こることで引き起こされます。時に腹部大動脈や下腹部内の動脈が原因のこともあります。下肢の血流が低下することで、足が痛んだりだるくなるため歩行距離が短くなったり、休み休みでなければ歩けなくなります。病状が進行すると強い冷えを伴うようになったり、神経に損傷が及ぶとしびれや痛みが出てくることもあります。血流が途絶すると皮膚の色調が悪くなり、傷が治癒せず壊疽へと進行し切断の危機が迫ります。当クリニックでは専門的な診断治療を行っており、血流検査・血管エコー検査で積極的に診断し、専門病院へ入院していただいてのカテーテル手術(EVT / PPI)に対応しています。

大動脈瘤・大動脈解離

〈だいどうみゃくりゅう・だいどうみゃくりゅうかいり〉

大動脈瘤・大動脈解離

生まれつき血管の構造が弱いことや、動脈硬化に関連しておこる病気です。生命に関わる重大な病気のため精密な検査をすすめる必要があります。破裂予防のための手術時期を慎重に考えていくことが重要です。当クリニックでは血流検査、血管エコー検査に加えて、医療機器共同利用によるCT診断も行います。

深部静脈血栓症

〈しんぶじょうみゃくけっせんしょう〉

深部静脈血栓症

下肢の静脈に血栓ができる病気です。血栓が心臓を通り抜け肺にまで流れていくと、肺塞栓症という生命に関わる重大な発作につながる可能性があり、古くからエコノミークラス症候群として知られています。当クリニックでは専門的に血栓反応をチェックし静脈エコー検査を行い治療につなげています。下肢にむくみのある方はご相談ください。

脳卒中(脳梗塞・脳出血)

〈のうそっちゅう(のうこうそく・のうしゅっけつ)〉

脳卒中(脳梗塞・脳出血)

脳血管や頚動脈に動脈硬化が起こると血流低下から脳梗塞を発症したり、高血圧を背景として脳出血を引き起こすことがあります。動脈硬化に関連する重大な病気として、当クリニックでは予防のための診断・治療を積極的に行っています。近年、心臓でできた血栓が脳血管を閉塞させることで引き起こされる脳梗塞(心原性脳塞栓症)が注目されています。きっかけとして重要なのが心房細動という不整脈です。当クリニックでは24時間の記録をとる一般的なホルター心電図に加えて、さらに長時間記録が可能なイベントレコーダーにより診断を行っています。自覚症状がないこともあり、高血圧などがある方は一度検査しておくのが良いでしょう。

睡眠時無呼吸症候群

〈すいみんじむこきゅうしょうこうぐん〉

睡眠時無呼吸症候群

寝ている間に何回も呼吸が止まる病気です。いびきは無呼吸の前兆なので、この病気の患者さんの多くに認められます。呼吸が止まることで心臓、脳、血管に負担がかかります。この病気を持っていると高血圧症、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの病気の危険が高まることがわかっています。検査で病気の程度を診断し、適性に治療していく必要があります。当院では簡易検査、精密検査とも入院せず自宅で行っていただくことが可能です。また、CPAPという小型の補助呼吸器を使用した治療にも対応します。

心臓や動脈硬化に関連する症状

胸が痛い・心臓が痛い

胸が痛い・心臓が痛い

狭心症・心筋梗塞の症状は様々で、胸が痛い・心臓が痛い・胸に圧迫感・胸がしめつけられる・左肩も痛い・顎や歯茎も痛いなどがあります。生命を脅かす重大な病気であるにもかかわらず、これらの自覚症状がごく軽かったりわかりにくい(だるい・胃もたれのようだ)こともあります。恐ろしいことに狭心症の人の約30%は無症状であるとも言われています。その他、肺や食道の病気との区別が難しいこともあります。症状の原因が特定できなくても生命にかかわるような重大な病気を見落とさないように検査を行うのが重要です。当クリニックでは心電図、心エコー検査などに加え、医療機器共同利用による心臓CTでの診断も行います。

背部痛・せなかが痛い

背部痛・せなかが痛い

背中の痛み、心臓の裏の痛みなど様々な表現がされます。重大なのは大動脈解離や大動脈瘤破裂によるものであり、狭心症や心筋梗塞の症状として出る場合もあります。その他内科の病気としては腎臓結石や膵臓癌などによっても背部痛がおこる可能性があります。もちろん背骨や背部の筋肉・筋膜などによる症状が多いのですが、重大な病気を見落とさないように検査を行うのが重要です。当クリニックでは血流検査、血管エコー検査、腹部エコー検査に加えて、医療機器共同利用によるCT診断も行います。

息切れ

息切れ

心臓に関連するものでは、ある程度病状の進行した狭心症であることや、心不全の可能性があるため精密な検査をすすめていく必要があります。肺の病気や貧血など他の内科の病気に関連する症状であることも考えなくてはなりません。

動悸・脈が飛ぶ

動悸・脈が飛ぶ

多くは不整脈によって引き起こされる症状です。どんな不整脈が起きているのか、どのくらいの頻度や回数なのか検査していく必要があります。不整脈の種類によっては命に関わるもの、他の病気を引き起こすものもあり、薬物治療や侵襲的治療(ペースメーカー手術やアブレーションなど)を必要とすることがあります。心臓に弁膜症や心筋症、狭心症・心筋梗塞などの異常があり原因やきっかけになっていることもあります。貧血や甲状腺の異常では、不整脈がなくても動悸を感じることがありますし、貧血や甲状腺は不整脈を誘発することも多いので総合的な診断が必要です。当クリニックでは一般的によく行われているホルター心電図検査(24時間の記録)のみでなくイベントレコーダー(1週間記録可能)による検査も可能です。

めまい・失神・意識消失

めまい・失神・意識消失

心臓の病気では、生命の危機につながるような重大な不整脈の可能性を考えなくてはなりません。また、重度の弁膜症や心筋症、狭心症が原因のこともあるため精密な検査を行っていく必要があります。その他、一時的な血圧低下によるものや反射的な血圧・脈拍の変動によることもあり脱水や疲労状態では症状が起きやすくなります。総合的な診断が必要になります。

足のむくみ・腫れ

足のむくみ・腫れ

浮腫やむくみは様々な病気によって引き起こされます。下肢の静脈に血栓が生じる深部静脈血栓症では肺塞栓症という生命に関わる重大な発作につながる可能性があり、古くからエコノミークラス症候群として知られています。当クリニックでは専門的に血栓反応をチェックし静脈エコー検査を行い治療につなげていきます。深部静脈血栓症以外にも下肢の血管異常では下肢静脈瘤や閉塞性動脈硬化症に関連した症状であることもあります。心臓による症状であれば心不全を起こしている可能性が高いため精密な検査をすすめていく必要があります。その他腎臓の病気であることや、肝臓病・甲状腺異常などの内科疾患であることもあり総合的な診断が必要です。

歩くと足が痛い・重い

歩くと足が痛い・重い

少し歩いただけで足が痛くなるのは間欠性破行と呼ばれる症状です。下肢の血流低下によって引き起こされている閉塞性動脈硬化症の可能性があります。腹部の動脈、下肢の動脈に狭窄や閉塞がないか検査をすすめる必要があります。当クリニックでは閉塞性動脈硬化症の専門的な診断治療を行っていますので、まずは血流検査や血管エコー検査を行うことをご相談下さい。

足の色が悪い・足の傷が治らない

足の色が悪い・足の傷が治らない

足先が赤紫色になっていたり、一部が黒色になっている、安静時に強い冷感・痛み・しびれがある、治りにくい傷があるというような場合は、下肢の血流低下がより重症であることが考えられます。閉塞性動脈硬化症のなかでも重症虚血肢と呼ばれ、下肢切断の危機が迫る状態です。膝から下のより細い動脈についても精密に検査する必要があります。当クリニックでは閉塞性動脈硬化症の専門的な診断治療を行っていますので、まずは血流検査や血管エコー検査を行うことをご相談下さい。

いびき・呼吸が止まる

いびき・呼吸が止まる

いびきは無呼吸の前兆なので、大きないびきは要注意です。重大な病気を併発する危険のある睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。自分ではわかりにくいため、睡眠中の呼吸状態を検査してみなくてはなりません。当院では簡易検査、精密検査とも入院せず自宅で行っていただくことが可能です。ぜひご相談ください。